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合説なび

売り手市場かと思ったのに有効求人倍率が思ったほど高くない・・・

売り手市場かと思ったのに有効求人倍率が思ったほど高くない・・・

売り手市場かと思ったのに有効求人倍率が思ったほど高くない・・・

昨年同様、今年も企業の採用意欲は高いというイメージでいたのですが、先日、2016年の有効求人倍率のニュースを見て、「あれ?」と思いました。

 
「有効求人倍率」は、企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値のことで、雇用状況から景気を知るための統計資料の一つで、厚生労働省が毎月公表しています。よく、ニュースや新聞などでも取り上げられていますね。

たとえば、求職者1人に対し、求人が2人分あれば有効求人倍率は「2倍」となりますし、求職者2人に対し、求人が1人分あれば「0.5倍」となります。

 
その有効求人倍率が、2016年には前年比0.16ポイント上昇の1.36倍となり、7年連続の上昇となっています。1991年(1.40倍)以来25年ぶりの高水準を記録したことになります。

なお、バブルのころは企業の拡大路線に実際の求職者数が追い付かないゆえの求人倍率の上昇ですが、現在は求人ももちろん増えてはいるものの、それ以上に求職者が減少しているのが求人倍率のアップに影響している状況です。

 
この有効求人倍率は、ハローワークで募集されている求人件数と、ハローワークで仕事を探している人の数で計算しているので、転職サイトなどの民間企業を利用している分は含まれていません。また、新卒もカウントされていませんので、ご留意ください。

そうはいっても、一つの指標としては役に立つとは思います。

 
ですが、この数字には正社員以外のパートタイマーなどの求人も含まれていますので、正社員だけだと0.86倍となります。1倍を切っているんですね。ちなみに、非正規雇用は1.7倍です。

 
できれば倍率は2倍ぐらいは欲しいところです。「ほんとうにどんな仕事・条件でも受け入れます。働かせてください!」というのであれば1倍ジャストでも全員仕事に就けるのでしょうが、それは無いですよね。そんなアンマッチな案件を除いていくと2倍以上ないと、みんなの希望を叶えるのは難しいです。

もちろん企業にとっても、「どんな人が来ても受け入れます」という訳にはいかないでしょうから、やはり倍率が低いと厳しいです。

 
それが、1倍を切っている・・・なかなか厳しい数字です。

 
【参考】
16年の有効求人倍率、1.36倍に上昇 25年ぶり高水準 :日本経済新聞